崖東夜話 第一夜(2020)記録

2020年10月27日に実施された崖東夜話 第一夜の記録です。

第一夜は3部構成です。
第1部および第2部は6施設同時開催による講話・演奏および鼎談を行いました。第1部と第2部の場所は入れ替え制で参加者は2ヶ所の施設を移動しました。
第3部は第2部の各施設にて登壇したコーディネータが神田明神に集まりラウンドテーブルを開催しました。

コロナ禍で限られた参加人数での開催となりましたが、神田湯島に集積した宗教・文化施設の重要性を再認識した一夜となりました。

崖東夜話 第一夜 プログラム

開催日時:2020年10月27日(火)18:30〜23:00

第1部:「音のひびき」18:30〜19:30

6施設にて開催。

  • アッサラームファンデーション 演題「お祈りの呼びかけとクルアーンの読誦」モハメッドナズィール(代表)
  • 寛永寺 演題「声明のお話」宮部亮侑(執事)
  • 神田明神 演題「雅楽のお話と演奏」菊池重光(禰宜)
  • ニコライ堂 演題「正教と聖歌のお話」対中秀行(主任司祭)
  • 湯島聖堂 演題「中国古典音楽のお話と演奏- 江南の胡琴(南胡)と二胡について -」坂田進一(古琴家)
  • 湯島天満宮 演題「祝詞について」押見 匡純(権宮司)

第2部:「魂のかたち」20:30〜21:30

ホスト、コーディネータ、ゲストによる鼎談と参加者を含めた懇談。6施設にて開催。

  • アッサラームファンデーション コーディネータ:吉見俊哉(東京大学教授)、ゲスト:酒井啓子(千葉大学教授)、ホスト:モハメッドナズィール(代表)
  • 寛永寺 コーディネータ:齋藤希史(東京大学教授)、ゲスト:ロバートキャンベル(国文学研究資料館館長)、ホスト:宮部亮侑(執事)
  • 神田明神 コーディネータ:中村雄祐(東京大学教授)、ゲスト:諏訪道彦(TVプロデューサー)、ホスト:岸川雅範(禰宜)
  • ニコライ堂 コーディネータ:中島隆博(東京大学教授)、ゲスト:山内志朗(慶應義塾大学教授)、ホスト:対中秀行(主任司祭)
  • 湯島聖堂 コーディネータ:張競(明治大学教授)、ゲスト:鶴岡真弓(多摩美術大学芸術人類学研究所所長)、ホスト:宮本英尚(斯文会 常務理事)
  • 湯島天満宮 コーディネータ:横山泰子(法政大学教授)、ゲスト:東雅夫(文芸評論家)、ホスト:押見匡純(権宮司)

第3部:ラウンドテーブル「崖東夜話を語る」

神田明神 祭務所地下ホールにて開催。

ゲスト:宇野求(東京理科大学嘱託教授)、齋藤希史(東京大学教授)、清水祥彦(神田明神宮司)、張競(明治大学教授)、中島隆博(東京大学教授)、中村雄祐(東京大学教授)、横山泰子(法政大学教授)、吉見俊哉(東京大学教授、司会)

写真ギャラリー

崖東夜話 第一夜 ダイジェスト動画

崖東夜話 第一夜 神田明神での動画

18:30〜19:30:第一部「音のひびき」
19:30〜20:30:「特別プロジェクションと講談」
20:30〜21:30:第二部「魂のかたち」
22:00〜23:00:第三部「崖東夜話を語る」

社寺会堂塾書籍『社寺会堂から探る 江戸東京の精神文化』

『社寺会堂から探る 江戸東京の精神文化』(勁草書房)

中島隆博 吉見俊哉 佐藤麻貴(編)
湯島神田上野社寺会堂研究会 協力

徳川家が築いた巨大都市、江戸から近代国家の首都、東京へ。こうした変化を滔々と超え我々の基盤となってきた精神文化の水脈を探る。仏教、神道、儒教、キリスト教、イスラームなどが、多様性と複雑性を保持しながら平和的に共存している湯島神田上野地区。この地域を中心に、人との繋がり方、集まり方、距離感、振る舞い方つまり共存の基盤となる精神文化が、どのような歴史の中で育まれてきたのかを探り、交流や接続が過剰な現代における新しい展望を示す。

四六判・240ページ、本体価格3000円+税
2020年10月30日発売
https://www.keisoshobo.co.jp/book/b535761.html

崖東夜話ぶらり

崖東夜話が対象とするさまざまな文化資源をインターネット地図「ぶらり」に表示しています。ぶらりでは複数の地図を切替えながら楽しむことができ、例えば「崖東夜話ぶらり」では江戸から昭和の5枚の地図を切り替えながら楽しめます。散歩しながらお手元のスマートフォンでアクセスすると、崖東夜話ゆかりの文化資源巡りを楽しむことができます。

【崖東夜話ぶらり制作チーム】
コーディネータ:真鍋陸太郎(東京大学)
エグゼクティブ・エディタ:中村雄祐(東京大学)
エディタ:鈴木親彦(ROIS-DS人文学オープンデータ共同利用センター)
協力:(株)Stroly
特別協力(ガイドブックシリーズ編集):Sam Holden 潘夢斐 逢坂裕紀子

崖東夜話ぶらり

社寺会堂ぶらり

精神文化ぶらり

関連企画:崖覧会その壱「編著者が案内する『江戸東京の精神文化』と『精神文化ぶらり』 〜観光につながる書籍コンテンツとアプリ〜」 powered by 地図ファブ

崖東夜話 第一夜に連動して出版された『社寺会堂から探る 江戸東京の精神文化』の編著者のナビゲートで、同時に公開されたアプリサービス「精神文化ぶらり」も見ながら文化資源区の街を歩き(街覧し)、書籍(学術)コンテンツ・アプリと街・観光のつながりを考えます。

■崖覧ルート
 湯島天神〜神田明神〜ニコライ堂〜湯島聖堂

■ナビゲーター
 中島隆博(東京大学・東洋文化研究所)
 中村雄祐(東京大学・文化資源学研究室)
 角田陽一郎(バラエティ・プロデューサ)

■ゲスト
 押見匡純(湯島天神・権宮司)
 鳥居繁(神田明神・権禰宜)
 対中秀行(ニコライ堂・主任司祭)
 平正路(斯文会・事務局長)、宮本英尚(斯文会・常務理事)

■演出:小谷昌輝
■ディレクター:高良咲子
■AP:川嶋桃佳
■プロデュース:角田陽一郎

■撮影日時:2021年3月24日(水)14:00~19:30
■企画製作:東京文化資源会議・地図ファブPT

崖東夜話 第一夜(2020)のホームページ

崖東夜話第一夜(2020)のホームページはこちらです。
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